小林賢太郎より

ロールシャッハ、稽古中

 嬉しいことに、エンターテインメントに完成はなく、やればやるほど面白くなる。小林賢太郎演劇作品『ロールシャッハ』凄いことになってきました。10月17日から、全国で順次上演されます。よろしくお願いします。

小林賢太郎

「小林賢太郎テレビ」見逃したら

 NHKオンデマンドで配信されています。「小林賢太郎テレビ・ライブポツネン in ヨーロッパ」「小林賢太郎テレビ4」どちらも、こちらで。
http://www.nhk-ondemand.jp
よろしくどうぞ。

賢太郎

小林賢太郎テレビ4

 「小林賢太郎テレビ4・日本の遊び方」という番組が、9月30日(日)23:30からNHK BSプレミアムで放送されます。書き下ろしのコントや、番組からのお題に答えるコントなど、コントづくしの番組です。楽しいですよ。
 では、日曜深夜に、お茶の間で。

小林賢太郎

パリ公演をテレビでどうぞ

 「小林賢太郎テレビ・ライブポツネンinヨーロッパ」という番組が、9月23日(日)23:30からNHK BSプレミアムで放送されます。パリ公演の様子と、舞台裏を少々ご覧いただけます。
 この公演は、横浜とパリとモナコで上演されました。ですので、日本語が分からないお客様にも楽しんでいただける内容にしました。準備期間から千秋楽まで「言葉とは」「コミュニケーションとは」ってなことばかり考えていました。
 日本語の「コント」と、その語源となったフランス語の「conte」とでは、意味が違います。日本語は「笑いを目的とした寸劇」で、フランス語では「物語」そのものを表します。言葉って面白い。
 「芸人」。辞書には「遊芸や技芸に秀でていて、それを職業とする人」みたいなことが書いてありました。ここには音楽や踊りなんかも含まれるようです。でも一般的に僕達は「テレビなどで活躍している面白い人」という意味で「ゲーニン」を使っていますよね。
 だもんだから、僕が自己紹介をするときに「芸人です」と言っちゃうと、正確に伝わらないかもなあ、と感じてきました。ならば「コメディアン」か?うーん、僕にとってコメディアンって「喜劇役者」のこと。半分以上は裏方である自分が名乗るのはおこがましい。
 パリ・モナコ公演で地元メディアに取材を受けた際、自己紹介が必要でした。僕は通訳さんに相談しました。「何とかカタカナで、日本人にも外国人にも通じる僕の肩書きはないだろうか」と。
 いくつかの候補の中から「パフォーミング・アーティストなら間違いない」ということになりました。なるほど!僕はパフォーマンスを作品とするアーティストです。そのまんまですが、だからこそすんなり言えました。
 自分の仕事に誇りがあるからこそ、責任をもって自己紹介したい。しかしなかなか難しいものですね。みんなどうしてるんだろう。
 では、日曜深夜に、お茶の間で。

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小林賢太郎4クランクアップ!

 アイデア考えて、台本つくって、練習して、収録する。4年目を迎えた「小林賢太郎テレビ」、汗をかきかき、野良仕事のようにこしらえました。今回のもなかなかの怪しげなコント番組ですよ。「誰だよ小林賢太郎って」とか言いながら、編集室でニヤニヤしてます。放送までおよそ1ヶ月。お楽しみに!

小林賢太郎

劇団「開幕ペナントレース」を知っていますか?

 出会いは数年前のニューヨークでした。演劇フェスティバルに日本から唯一参戦していた劇団があったので、観に行ってみました。するとどうでしょう。滅茶苦茶だったのです。完全にカタカナの英語の発音、信じられない大声と大汗。エンターテインメントの聖地に深々と爪痕を残した彼らに、僕のハートは一瞬にして奪われました。凄くクセのある作風ですので、好みはあると思います。観て感動するかどうかも自信ありません。でも、ビックリはすると思います。この秋、新作公開です。ビックリしに行ってみてください。

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ロールシャッハ

 『ロールシャッハ』やります。ワタクシ小林賢太郎の作・演出による演劇です。「正義ってなんだろうね」とか「コンプレックスとどう向き合おう」とか、そういう大事なことを、笑いながら一緒に考えてみよう。そんな作品です。
 この作品は2010年に一度上演されました。おかげさまで評判も上々でした。しかし、小林の目は『ロールシャッハ』を疑っていました。「この作品は、もっともっと大きな可能性を秘めている」と。
 今回の2012年版、ごっそりオーバーホールします。あらたに生まれ変わった『ロールシャッハ』は、前作をご覧いただいた方も、初めての方も、もれなくお楽しみいただけると思います。
 出演は、久ヶ沢徹、竹井亮介、辻本耕志、小林賢太郎。全員ウケたくてムラムラしております。10月17日(水)下北沢の本多劇場から全国ツアースタートです。よろしくお願いします!

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エレキコミック!

 同じ事務所に所属する芸人エレキコミックのライブに、ゲストで呼んで頂きました。あ~楽しかった。やはり彼らは、僕にないうらやましいものを沢山持っている。相変わらず今立進はキレキレだし、やついいちろうはフワフワだ。
 エレキのライブを観させてもらうといつも安心する。劇場でコント、やってることは同じはずなのに、僕はすっかり仕事を忘れてケラケラ笑っている。これは僕が彼らのファンということなんだと思う。
 人を笑わせる方法って1億種類(推定)くらいあって、みんな化石を掘り出すように苦労して手に入れる。教科書は、ない。強いて言えば、自分専用の教科書を自分で作るのが僕達の仕事なのかもしれない。だからたまに彼らとコント作りの話なんかをすると、とても勉強になる。まるで外国の話を聞くようですらある。僕は幸せ者だ。
 さて、そんなエレキコミックの今立進くんが出演する舞台「久ケ沢牛乳presents A HALF CENTURY BOY」の一部に、小林賢太郎が脚本演出で参加せてもらっています。9月、シモキタ、本多。チケットは7月22日から発売です。どうぞよろしく。

小林賢太郎

小林賢太郎テレビ

「 小林賢太郎テレビ 」の準備が始まっています。
NHK-BSでオンエアされる小林のコントの番組です。
今年は2本立てです。
ひとつめ。
「 小林賢太郎テレビ・ライブポツネン in ヨーロッパ 」
パリとモナコで上演されたライブポツネン"P"の様子を、
ライブ映像を中心にメイキングを交えて。
そしてもうひとつ「 小林賢太郎テレビ・4 」。
こちらは例年どおりのコント番組です。
放送時間などの詳細は決まり次第ここに発表致します。
どうぞよろしく。

小林賢太郎

“P” as …

 ポツネン"P"ツアー全行程を終え、無事に日本に帰ってまいりました。
初の海外公演でしたが、日本と同じく、納得いく観客の反応を得ることができました。
 笑いにも色々な種類がありますが、僕の目指したいもののひとつに「予備知識がいらない笑い」というのがあります。これは「舞台作品の前に観客は平等であるべき」という思いから及んだものです。初見のお客様も常連のお客様も、同じように楽しんで頂きたい。ひらたく言うと「まんべんなくウケたい」。もちろんエンターテインメントにも料理のように好みがありますから、万人の大好物になれるようなものではない。でも少なくとも劇場に来てくれた目の前のお客様には、もれなく楽しんで頂きたいわけです。
 もうひとつ「古くならない笑い」これも出来るだけ心がけるようにしています。例えば10年以上経っても当時と同じように笑えるコントは、純度が高いというか、本質的な笑いに近いのではないかと思うからです。
「予備知識がいらない笑い」と「古くならない笑い」。このふたつをクリアする笑いには、あるひとつの可能性を感じていました。それは「日本人に限らず、人間は何に笑うのか」に近づけるかもしれない、というもの。言い換えると「笑いに普遍性は存在するのか」。
 「日本人と欧米人とでは笑いの感覚が違う」これは多くの人が言っていることです。もちろん違うところもありますが、重なっているところも多くあると思っています。そして今回、その一部分を確かめるチャンスが来ました。パリ公演とモナコ公演です。
 実際に上演する為に、さらに加える条件がありました。それは「日本語が分からなくても楽しめる笑い」というもの。
 言葉のない笑いというと連想しやすいのは、スラップスティックコメディーとか、軽妙な動きでおどけるクラウンみたいなものかもしれません。しかし、そういうのは僕はあんまり上手ではない。
 今回僕が目指したのは、これまで言葉でつくってきたような複雑な笑いを、言葉なしで成立させる、というものでした。目で見て楽しむその先に、思考でも楽しんでもらいたいのです。まわりからは「小林賢太郎から日本語という武器を奪っちゃ大変そうだね」とか言われました。でも、大変さはいつもとなんら変わりませんでした。日本語は高性能で繊細で、かつ凄く重たい武器です。それを肩から下ろしたことで、かえって身軽に感じたくらいです。
 海外公演を目標にして来たわけではありませんが、まっすぐ積み重ねてきたようにも思えます。
 ラーメンズ第一回公演のときから僕のソロコントコーナーは存在していました。映像化はされていませんが、小さな黒板に絵を描いたら、それが実物になって出てくるコントとか、手相の占い師の手がとれちゃう話とか。手品やマイムをまじえた無言コント。今とあんまり変わってませんね。
 数年前、僕はニューヨークに数ヶ月滞在し、100本を越える舞台作品を観まくっていました。あそこには世界中からエンターテインメントが集まってきます。そのときに掴んだ勘所みたいなものも、今回役に立ったと思います。どんなに遠回りのようでも、探究心に逆らわない行動なら、無駄な事なんてないんですね。
 結果、初の海外公演は大成功しました。パリ公演が始まってから、評判を聞いたフランス人が当日券を求めて大勢並んでくれたとも聞いています。このプロジェクトに関わってくれた皆さんに面目が立つというものです。ただし僕個人としての成功とは「観客動員数」とか「初の海外公演の達成」ということよりも「磨き上げた作品のできばえ」にあるわけです。大事なことは「どこでやるか」より「何をやるか」ですから。そういう意味で、自分でも納得できるクオリティーに達した "P" は成功だと思っています。

 最近、コントやっててよかったって本当に思う。コントが僕を行ったことない街に連れてってくれる。コントが素晴らしい出会いに導いてくれる。今回の海外公演を経験して、ますます探究心に火がつきました。さらなる到達点を目指します。
 あ、そうそう。せっかくこしらえたポツネン "P" を、より多くのお客さんに楽しんでもらいたくて、近い将来改めて日本で上演したいと企んでおります。僕ももっと追い込みたいんです。納得はしてますけど満足はしてませんから。ちゃんと決まったらこのサイトで発表致します。それまでムッシュ・ポツネンとはしばしのお別れ。では、また会う日まで。

小林賢太郎

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