小林賢太郎より

2015年め。

 12月17日の横浜から始まった「うるう」。石川県小松で、今年最後のステージを終えました。ご来場のみなさま、ありがとうございました。
 晴れたり、雨が降ったり、雪がちらついたりの小松の空に、動じることのない小松重機の巨大なダンプ。山のごとし。かくありたい。
 2015年は「ポツネン氏の奇妙で平凡な日々」のパリ公演とロンドン公演から始まりました。それからNHKBSプレミアムの「小林賢太郎テレビ7」やって、「ポツネン氏の奇妙で平凡な日々」日本凱旋ツアーはシアターコクーンで千秋楽。そして、現在上演中の「うるう」。
 群馬でワークショップやったりもしました。Eテレの「テクネ」にも参加。(最新作は元旦放送です!)さらに水面下では、来年公開予定のアニメ映画「カラフル忍者いろまき」の制作。2月に発売予定の絵本「うるうのもり」の執筆。&、もうすぐ始まる福岡での個展の準備も現在進行中。
 バケツをひっくり返したような一年でした。ちょっとは小松のダンプを見習って、心静かに瞑想でもしたいものです。
 2016年、なかなかのもんを予定しております。言いたい!ああ!まだ言えない!来年も小林賢太郎は劇場にいますんで。どうぞよろしく。

 では、良いお年を。

小林賢太郎

「うるう」の上演が始まります

 4年に一度、1日だけ多い年、うるう年。365日、プラス、うるう日。

 うるう年にうるう日があるように、「ないはずの1」が世界のバランスをとることがあります。これは、カレンダーだけの話ではなく、人間もそうなのです。世界でたったひとりだけ余った人間「うるうびと」。彼が少年と友達になれなかった本当の理由とは……。

 演劇作品「うるう」は、こんな物語です。初演から4年。うるう年を迎えるこのタイミングで、再び上演することになりました。

 年内は2カ所。まずは地元、横浜!よろしくお願いします。そしてその後は初めての地、石川県の小松へ。冬の北陸。カニだ、カニ。皆さまのご来場をお待ちしております。

賢太郎

KKTV6と7、リリース!

 NHK-BSプレミアムで放送された「小林賢太郎テレビ」の第六弾と第七弾が、DVDとBlu-rayで発売になります。どちらもとても思い入れのある番組です。
 放送しきれなかったコントもいろいろ収録されています。作品が生み出されるのって、作者である僕を中心に、ぐにゃぐにゃっと木の年輪みたいに広がっていくものです。その複雑な曲線は、まっすぐにカットして角材にされます。だって放送時間という大切な決まりがあるんですもの。
 けれどDVDとBlu-rayには、勿体無く切り落とされた部分までキチンと収まってます!
 よく映画のDVDにも「ディレクターズカット」って書かれてることがあるけど、つまりそういうことなんです。劇場で公開するときには、時間の制限やその他の大人の事情で、チョキチョキとハサミを入れざるを得なかったシーンも、作品本来の姿として形にできる。
 アーティストの親心としては、やはりイビツでも、そのままお届けしたいもの。あるがままのコント、楽しんでいただけたら幸いです。

追伸
 小林、メイキングシーンではバンジーも飛んでます。

小林賢太郎

個展を福岡で開催します

 昨年、東京青山スパイラルで開催された展覧会『小林賢太郎がコントや演劇のためにつくった美術 展』が、今度は福岡で開催されることになりました。前回の内容も踏まえつつ、初公開の作品も多数展示いたします。
 会期はなんと、2016年1月21日から3月13日まで。たっぷり53日間やります。しかも、開催期間中は、チケット一枚で何度でも入場できます。せっかくだから、なにかちょっとずつ変化させてみようかな……。
 会場は、天神のビル「イムズ」にあるARTIUMというギャラリー。「アルティアム」と読みます。街の中心部にあり、とてもにぎやか。観光がてら、全国からのお越しをお待ちしております。

小林賢太郎

ワークショップ「コントと演劇、つくり方と演じ方」

 伊勢崎市境演劇フェスティバルという催しで、コントと演劇のつくり方と演じ方のワークショップを行いました。題して「コントと演劇、つくり方と演じ方」。
 参加者は25人、みなさん群馬県で演劇活動をされているかたばかり。2日間、8時間にわたり、理論と技術をみっちりレクチャーしてきました。

 最小限の表現によってつくる最大限の「笑い」。
 誇張せず、「普通」や「日常」の範囲にある表現でつくる「笑い」。
 ふざけない、おどけない、ずっこけない「笑い」。
 これが小林メソッドの目的です。

 演出家として演技者として実際に舞台で培ってきたノウハウを、こうして包み隠さずに公開したのははじめてでした。手応えは、ありました。みんなおもしろくなりたいんですね。
 もしまたこういった機会をいただけたら、もっと先まで行きたいです。個人差はありましたが、やっぱり2日間じゃあ基本理論の説明と、演技スキルの基礎の基礎、地面すれすれのことしか伝えられない。うーん、さらにわかりやすく、もっと実践的な練習素材が作れるはずだ。頑張ってみます。

小林賢太郎

福岡公演終了。「ポツネン氏の奇妙で平凡な日々」大千秋楽!

 昨年の下北沢本多劇場からヨーロッパ公演を経て、日本凱旋。全60公演が、ここ福岡でツアーファイナルを迎えました。
 古巣、西鉄ホール。全ツアーの中で、一番小さな会場。あの一体感。とても楽しかったです。
 今年でポツネンは10年目を迎えました。経験を重ねたベテランは、涼しい顔で舞台に現れ、最小限の立ち振る舞いで観客を感動に導く、、、はずだったんだけどなあ。フタ開けてみたら動くわ動く。スポーツの試合みたいな公演でした。毎日汗だくで、すっかり健康です。10年くらいじゃまだまだですね。もう千年くらい頑張ってみます。
 一方で、大変じゃなきゃやった気がしない、そんな自分もいたりします。過酷な全国ツアーでしたが、心と体と頭、全部使い切ったことで、表現したかったことがお客様に伝わった、そう感じています。
 「ポツネン氏の奇妙で平凡な日々」にご来場のみなさま、本当にありがとうございました。

 さあ、東京に帰って、あれやってこれやって。体の中心から作品が湧いてきて、とにかく手が追いつかない。面白いのをどんどんこしらえますよ。お楽しみに。

小林賢太郎

東京公演、コクーン、終了

 bunkamuraシアターコクーンにご来場、ありがとうございました。「ポツネン氏の奇妙で平凡な日々」は、日本を一周して、無事東京に帰ってきたわけです。意思を持つのが早い作品でした。作品が「こうなりたいぞ」と言えば、僕は奴隷のように働きました。そのかいあって、上演するごとに磨きがかかっていったと思います。初めてのシアターコクーンは、とても充実した7ステージでした。

 次はツアー最後の地、福岡です。気合い入ってます。宜しくお願いします。

小林賢太郎


小林賢太郎ソロパフォーマンス『ポツネン氏の奇妙で平凡な日々』作品紹介はこちら。▶︎

札幌公演、涼しく終了

 かでるホールにご来場、ありがとうございました。
 旅芸人歴15年、もう何度も訪れている札幌は、もはや懐かしさを感じさせてくれます。いつものように、心を込めて上演させていただきました。
 「ポツネン氏の奇妙で平凡な日々」は7月の東京グローブ座公演から数えて、上演が30回を超えました。昨年の東京、パリ、ロンドンも合わせれば50回近くになります。1ステージごとに作品は磨かれ、今では作品も演技者も、なかなかに仕上がってきています。ここから先も、緊張感を持って頑張ります。

 さあ、次は本拠地、東京です。宜しくお願いします。

小林賢太郎


小林賢太郎ソロパフォーマンス『ポツネン氏の奇妙で平凡な日々』作品紹介はこちら。▶︎

広島公演、カキンと終了

 アステールプラザにご来場、ありがとうございました。
 旅芸人の小林は、上演する土地土地で、隙間を見つけてはお客さんになるようにしています。買い物したり、外食したり、他のカンパニーの劇場に行ったり。プロ野球のご当地球団を応援しにいったりもするのですが、中でも広島カープとの相性が良い。偶然なんだろうけど、僕が行くと勝つんです、カープ。前回ここに「どかーんと景気よくやってみよう」と書きました。その翌日、マツダzoomzoomスタジアムにいったら、ホームランが出るわ出るわ。ソロ、ツーラン、満塁アーチ。感動して小林は泣きました。
 広島に楽しませてもらったぶん、僕も広島を楽しませるぞ。そんな意気込みで挑んだ二日間の公演は、とても上手くいったと思います。ありがとう広島。ありがとう新井選手。

 さあ、次は札幌です。宜しくお願いします。

小林賢太郎


小林賢太郎ソロパフォーマンス『ポツネン氏の奇妙で平凡な日々』作品紹介はこちら。▶︎

大阪公演、全7ステージが無事に終了

 サンケイホールブリーゼに沢山のご来場、まことにありがとうございました。満員御礼申し上げます。
 二日目、昼公演が終わると、鬱陶しいくらいにまぶしかった青空が雷雨に急変。ビルの奥にある楽屋にも、ドーン、ドーン、と聞こえました。夜公演が終わり、帰り支度をしていたら、またしても、ドーン、ドーン。ただし、昼のそれとは少し様子が違う。ドーン、ドーン、、、ドドドドドドン!それは、打ち上げ花火でした。音に誘われるまま、タクシーの運転手さんに少しだけ遠回りをしてもらいました。連続のステージで体は疲れていましたけれど、カラフルな大阪の空を黙って見ていたら、少し元気が出ました。僕も、こうありたい。観に来てくれたお客様に、なにかしらポジティブな変化をしていただけるような、そんな作品をめざして、がんばります。
 ツアーはまだまだ続きます。後半戦も、どかーんと景気良くやってみよう。次は広島です。宜しくお願いします。

小林賢太郎


小林賢太郎ソロパフォーマンス『ポツネン氏の奇妙で平凡な日々』作品紹介はこちら。▶︎

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