『ポツネン氏の奇妙で平凡な日々』作品紹介

 『ポツネン』は、小林賢太郎によるソロパフォーマンスです。広いステージにたったひとり"ぽつねん"とたたずむその姿から『ポツネン』と名付けられました。
 『ポツネン』が始まると、劇場には笑いに溢れます。『ポツネン』には、小林賢太郎の求める「予備知識のいらない笑い」「人を傷つけない笑い」が、ふんだんに盛り込まれています。
 『ポツネン』は小林賢太郎の演技にくわえ、映像や効果音などを使ってストーリーが展開していきます。2005年のデビュー以来、プロジェクターによる映像との共演作品を発表してきました。
 美術大学出身、そしてマジシャンだった経験も生かされ、舞台には楽しい仕掛けがもりだくさん。その世界はまるで、子どもの頃わくわくした飛び出す絵本のようです。
 『ポツネン』は全国規模で上演され、毎回数万人を動員しています。2012年にはパリとモナコで。2015年にはパリとロンドンで上演され、海外でも高い評価を得ています。
 『ポツネン』には日本語がほとんど登場しません。だから、世界中のお客様にお楽しみいただけるのです。笑って、驚いて、そして最後は不思議な感動につつまれます。


 そんなポツネンパフォーマンスの集大成のような作品が、この『ポツネン氏の奇妙で平凡な日々』です。
 主人公のポツネン氏は、誰に会うわけでもないのに身だしなみを整え、自らが暮らす街をせっせとつくっています。ある日、ポツネン氏が昆虫採取をしていると"昆虫ではない何か"に出会います。その"昆虫ではない何か"と、ポツネン氏は楽しくももどかしい日々をおくります。通信販売で買ったエレベーターに乗ると、そこに魚のような老人が現れます。セルフポートレートの撮影はちっともうまくいきませんが、左官作業はお手のもの。…文章で書くとわけがわからないかもしれませんが、ご心配なく。きっと楽しんでいただけると思います。
 劇中で使われている映像は、すべて小林賢太郎が自ら描き上げた絵画をもとにつくられています。コンピューターによる映像技術を駆使しながらも、アナログで温かみのある表現、これもポツネンパフォーマンスの魅力のひとつです。絵のなかを手が歩く、あの「手の奴」も、さらにグレードアップさせて、たっぷりお見せします。
 おかしくて、うつくしくて、奇妙で、平凡な、ポツネン氏の日々。ナゾの隣人の生活を覗き見るような気分でお楽しみください。

小林賢太郎ソロパフォーマンス
『ポツネン氏の奇妙で平凡な日々』

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