小林賢太郎より

『ロールシャッハ』静岡公演が終わりました。
ご来場のお客様、本当にありがとうございました。

これで『ロールシャッハ』全45公演は終了。
出演者、ステージスタッフ、制作チーム、携わってくれた全ての皆様、
本当にお疲れさまでした。

昨年と今年、合わせて150日間、
僕はニューヨークで生活していました。
ロールシャッハの最初の台本を書き上げるべく、
エンタテインメントの聖地でカンヅメ。
自分の事、社会の事、これまでのこと、これからのことを考えるいい機会になりました。

何をどこから学ぼうと、答えは自分の中から出て来るもんです。
理解するまで学んだら、
それに対して自分の意見が明確になるまで考え抜く。
それを積み重ね、
伝えたいことを種に、エンタテインメントを成立させる。
こうすることが、表現を仕事にするうえでの責任だと思ってます。

僕にとって作品の成功とは、数字で表せるものではありません。
過程と結果、それぞれに納得がいくことが重要。
そういう意味で『ロールシャッハ』は成功です。
いつ、どんなカタチになるかはわかりませんが、
まだ向き合い続けなければならない作品だと感じています。
映像も収録してませんし。

この『ロールシャッハ』プロジェクトが動き出して以来、
『ロールシャッハ』のこと以外、ほとんど何にも触れていない生活でした。
そのくらい集中しないと、難しかったのです。
プロ野球の優勝チームも知らなければ、食べるラー油も知りませんでした。
世界は情報にあふれていますが、こんな生き方もできるんです。
それを許してくれた僕の周りの人々に、本当に感謝します。

さあ、これからゆっくり、人の話を聞こうと思います。

小林賢太郎

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