小林賢太郎からのメッセージ

どーも、Macです。

 アップルコンピューターの創業者、スティーブ・ジョブズ氏が亡くなりました。
 僕はコンピューターはMacしか使った事がありません。最初の1台はMacintosh Performaでした。台本を書き、スケジュールを管理し、ポスターやフライヤーをデザインしました。それから十数年、僕の仕事の質や規模の変化とともにMacも世代交代させてきました。手に入れたMacはもう数えきれません。
 思えば僕は彼から多くを学びました。
 彼の新製品の発表はいつだってシンプルでした。どんなとんでもないデバイスの発表だって、ショーアップすることなく、黒いタートルネック姿でふらりと現れ、僕たちを驚かせてくれました。僕はそこから、商品そのものに魅力があれば飾りは必要ない、ということを学びました。
 スティーブが生み出したのは単なる機械ではありませんでした。Macはすぐれた道具であることを越え、コミュニケーションのありかたや、人々の習慣までもデザインしていきました。これは本当に特別なことです。僕はそれを、肩書きやジャンルに縛られてはいけない、と解釈し、自分の仕事に反映させてきました。
 日本で唯一「どーも、Macです」と公式に発言した者として、深い哀悼の意を表します。ありがとう、スティーブ。あなたを心から尊敬しています。

小林賢太郎

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