小林賢太郎より

ポツネン「P」

ポツネン、横浜/パリ/モナコ公演の準備中の小林です。
演劇作品「うるう」がはねてすぐ、
これまでのポツネンを一作目から4本一気に観てみました。
スイッチ入れようと思って。
「Potsunen」「maru」「DROP」「The SPOT」
いや~、あれこれ積み重ねられて、今のポツネンがあるんだなあ。
でも、あのときの僕はもういません。
さらに新しいところに行ってますんで、お楽しみに。
今回のポツネンの作品タイトルは「P」になりました。
どうぞよろしく。

小林賢太郎

ポツネン、横浜、パリ、モナコ

2012年5月、6月、ポツネンやります。

3都市です。

横浜と、パリと、モナコです。

よろしくお願いします。

小林賢太郎

エンターテインメントの力は、
「人を幸せにする」
のではなく
「幸せになろうとする人の手助けをする」
ということ。

僕の舞台を観てくれた方に、
「元気をもらいました」
なんて言ってもらえることもあります。
でもそれは、
本人に「元気になろう」と言う気持ちがあるから成り立つことなんです。

あなたが前に進もうとするなら、
僕は喜んで背中を押そう。
一緒にがんばりましょう。

小林賢太郎は劇場にいます。

小林賢太郎

『うるう』大阪、千秋楽

 『うるう』大阪公演、ご来場ありがとうございました。うるう年のうるう日、2012年2月29日をもって『うるう』全48公演が終了しました。支えてくれたスタッフの皆さん、本当にお疲れさまでした。そして、信頼をもってその才能を惜しげもなく発揮してくれた音楽家、徳澤青弦氏に、最大限の感謝を。

『うるう』への思い

 これまで僕は、新しい作品を生み出そうとするとき、知識を蓄えることにどん欲でした。あらゆる資料を取り寄せたり、最高の環境を求めたりしました。「専門家でありたい」という気持ちが原動力だったと思います。

 おととし、2010年12月、僕は岩手県にいました。僕は作りかけの『うるう』に、宮沢賢治作品のような児童文学テイストを感じていました。宮沢賢治から『うるう』をもっと良くする為のヒントを得られそうだ。そう思って彼に会いに行ったのです。彼の食べたものを食べ、歩いた道を歩き、見た景色を見ました。そして、心の中で何度も同じ質問を繰り返しました。「賢治さん、あなたはここで、何を思っていましたか」。

 すると、ある事実に気付いたのです。岩手には、宮沢賢治作品に登場する様々なものがありました。自然、音楽、美しい星空、かつては機関車も走っていました。つまり彼は目の届くところにある素材から、あれほどの素晴らしい世界を創作したのです。自分の置かれた環境の中から、です。

 僕は打ちのめされました。「今までの自分は何だったのだ、よそから欲しがってばかりではないか」。そして、自分の中から掘り起こそうと決めました。僕はなにでできているんだろう。子供のころに出会った、今の僕を形成してきた物事はなんだったろう。そんな導きに逆らう事なく『うるう』を書き進めていきました。結果、僕の人生38年をかけて「これが僕です」と言える作品ができたと思っています。

 劇場に来てくれた皆さん、『うるう』はお楽しみ頂けましたでしょうか。ご来場、本当にありがとうございました。ヨイチ君にまた会えるとしたら、やはり次のうるう年なのでしょうか。それまでには、作家としても演技者としても、もっと成長していたいものです。

 賢治さん、大切な道しるべをありがとう。また会いに行きます。

小林賢太郎

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