小林賢太郎より

小学生の君へ

 なぜでしょう。最近小学生のみなさんからお手紙をいただきます。いつも僕の作品を楽しんでくれてありがとう。
 みなさんから寄せられた手紙の中に、よく質問が書かれています。全員に手紙でお返事を出すのは難しいので、ここでお答えしますね。
(似た質問はまとめさせていただきました。)

Q;今の仕事についたのはどうしてですか?
A;絵を描いたり、お話を考えたり、自分がつくったもので人を楽しませるのが好きだったので、それを仕事にしました。

Q;小林さんの仕事はなんていうんですか?
A;僕はふたつの仕事をしています。ひとつは舞台作品をつくること。これは「劇作家」と言います。もうひとつは、身体でそれを表現すること。これは俳優ともいえるかもしれませんが、自分のつくった作品にしか出演してないし、いろいろ変なことをやるので、パフォーミングアーティストと名乗ることが多いです。

Q;やっていてよかったことはなんですか?
A;お客さんが笑ってくれたり、拍手をしてくれたりすると、本当に嬉しい気持ちになります。

Q;大変なことはなんですか?
A;考えること、つくること、発表すること、どれもとっても大変なことです。分かれ道があったら、大変な方を選ぶようにしています。そうしないと、誰かが出したことのある結果しか出せないからです。

Q;小林さんみたいな職業になるには、どんなことを努力すればいいですか?
A;自分が人を楽しませるには、自分も何かを観て楽しむことが大切だと思います。とくに子供の頃にこそ、沢山の感情を味わってほしいです。テレビ、映画、演劇、音楽、スポーツの試合など。どんどん笑って、どんどん泣いて、どんどん感動してください。

Q;子供のころ好きだった遊びは何ですか?
A;漫画もおもちゃも、自分で考えて、つくりだすことが好きでした。漫画を描くのが好きな友達を集めて漫画雑誌をつくって、学級文庫に置いたりしてました。お中元やお歳暮の時期には、必ず空き箱をもらっていました。立体迷路やら、オリジナルのトランスフォーマーをわりと本気でつくった記憶があります。
 葉っぱや虫の死骸を地面に埋めて、1年後に掘り起こして化石になっていないかどうか調べました。なっていませんでした。

Q;どうしたら賢太郎さんみたいに頭が良くなれますか?
A;残念ながら、僕の頭は実に一般的なものです。ただ、その使い方は人一倍しつこいと思います。アイデアや面白いことがスイスイ思いつくわけではありません。たどり着くまで考え続けるのです。

いかがでしたでしょうか。お役に立てたらなによりです。

小林賢太郎

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