小林賢太郎より

「9」放送後記

「小林賢太郎テレビ9 ~裏と表~」
 ご視聴ありがとうございました。お楽しみ頂けましたでしょうか。オンエアから数日がすぎ、僕のところにも少しずつ反響が届いています。
 ドラマパートは「大森南朋に探偵をやらす」という念願が叶い、とても嬉しく思っています。いやー、やっぱかっこいいわ、南朋さん。壇蜜さんも素晴らしい壇蜜力を発揮してくださって、なんとも贅沢なドラマパートになりました。「リバーシブル探偵 島山ヤマシの事件簿」。う~ん、いい設定ができたな……。
 コント4本。「ずがいこつ」「合成家族」「屋上太郎」「説得」どれも思い入れのある作品になりました。9年前「自分の名前がついたコント番組なんて、大きすぎて身の丈じゃないかもなぁ」なんて感じてました。それでも与えてもらったことに感謝し、必死に立ち向かってきました。そして、積み重ねること9年。今回のコントで、僕の中に変化がありました。気負って絞り出す、というより、なんだか素直に頑張れたのです。今、僕が面白いと思うことを、ストンと形にできたというか。だからとても気持ちがすっきりしています。こんなふうに出来たのは、ディレクターをはじめスタッフのみなさん、支えてくれたスタジオコンテナのみんな、出演者のみなさんのおかげです。みんなが僕を信じてくれたから、僕も野手を信じて投げられました。全員野球です。
 鈴井貴之さんのくれたお題「失敗」は、きちんとやっかいで、最高に解きごたえのあるお題でした。「鈴井の巣」という番組が好きでしたので、鈴井の「ズ」、「ミスター・ズー」にしてみました。あと、鈴井さんがサッカー好きなのを知ってたので、日本代表のエンブレムにあるヤタガラスもモチーフに取り入れました。とにかく今回のお題コントは「オーダーコント」のつもりで、いくつもの罠を仕掛けました。謎も多めに残してあります。何度か見て、見つけて楽しんでいただけたらと思います。
 オンエア当日は、スタッフやカジャラメンバーみんなで観ました。みんな笑ってました。僕はなんだか理由のよくわからない涙が出ました。
 みなさま、ご視聴ありがとうございました。テレビ、舞台、出版と、これからも垣根なくがんばってまいります。今の自分にできることをちょっとだけ背伸びして、まだ見たことのない景色をみなさんに見せられるように。

 さあ、明日は「ポツネン in ヨーロッパ(再)」。明後日は「カジャラ#2『裸の王様』」のオンエアです。インタビューやドキュメンタリーもあります。お楽しみに!

小林賢太郎

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