小林賢太郎より

劇団「開幕ペナントレース」を知っていますか?

 出会いは数年前のニューヨークでした。演劇フェスティバルに日本から唯一参戦していた劇団があったので、観に行ってみました。するとどうでしょう。滅茶苦茶だったのです。完全にカタカナの英語の発音、信じられない大声と大汗。エンターテインメントの聖地に深々と爪痕を残した彼らに、僕のハートは一瞬にして奪われました。凄くクセのある作風ですので、好みはあると思います。観て感動するかどうかも自信ありません。でも、ビックリはすると思います。この秋、新作公開です。ビックリしに行ってみてください。

賢太郎

ロールシャッハ

 『ロールシャッハ』やります。ワタクシ小林賢太郎の作・演出による演劇です。「正義ってなんだろうね」とか「コンプレックスとどう向き合おう」とか、そういう大事なことを、笑いながら一緒に考えてみよう。そんな作品です。
 この作品は2010年に一度上演されました。おかげさまで評判も上々でした。しかし、小林の目は『ロールシャッハ』を疑っていました。「この作品は、もっともっと大きな可能性を秘めている」と。
 今回の2012年版、ごっそりオーバーホールします。あらたに生まれ変わった『ロールシャッハ』は、前作をご覧いただいた方も、初めての方も、もれなくお楽しみいただけると思います。
 出演は、久ヶ沢徹、竹井亮介、辻本耕志、小林賢太郎。全員ウケたくてムラムラしております。10月17日(水)下北沢の本多劇場から全国ツアースタートです。よろしくお願いします!

小林賢太郎

エレキコミック!

 同じ事務所に所属する芸人エレキコミックのライブに、ゲストで呼んで頂きました。あ~楽しかった。やはり彼らは、僕にないうらやましいものを沢山持っている。相変わらず今立進はキレキレだし、やついいちろうはフワフワだ。
 エレキのライブを観させてもらうといつも安心する。劇場でコント、やってることは同じはずなのに、僕はすっかり仕事を忘れてケラケラ笑っている。これは僕が彼らのファンということなんだと思う。
 人を笑わせる方法って1億種類(推定)くらいあって、みんな化石を掘り出すように苦労して手に入れる。教科書は、ない。強いて言えば、自分専用の教科書を自分で作るのが僕達の仕事なのかもしれない。だからたまに彼らとコント作りの話なんかをすると、とても勉強になる。まるで外国の話を聞くようですらある。僕は幸せ者だ。
 さて、そんなエレキコミックの今立進くんが出演する舞台「久ケ沢牛乳presents A HALF CENTURY BOY」の一部に、小林賢太郎が脚本演出で参加せてもらっています。9月、シモキタ、本多。チケットは7月22日から発売です。どうぞよろしく。

小林賢太郎

小林賢太郎テレビ

「 小林賢太郎テレビ 」の準備が始まっています。
NHK-BSでオンエアされる小林のコントの番組です。
今年は2本立てです。
ひとつめ。
「 小林賢太郎テレビ・ライブポツネン in ヨーロッパ 」
パリとモナコで上演されたライブポツネン"P"の様子を、
ライブ映像を中心にメイキングを交えて。
そしてもうひとつ「 小林賢太郎テレビ・4 」。
こちらは例年どおりのコント番組です。
放送時間などの詳細は決まり次第ここに発表致します。
どうぞよろしく。

小林賢太郎

“P” as …

 ポツネン"P"ツアー全行程を終え、無事に日本に帰ってまいりました。
初の海外公演でしたが、日本と同じく、納得いく観客の反応を得ることができました。
 笑いにも色々な種類がありますが、僕の目指したいもののひとつに「予備知識がいらない笑い」というのがあります。これは「舞台作品の前に観客は平等であるべき」という思いから及んだものです。初見のお客様も常連のお客様も、同じように楽しんで頂きたい。ひらたく言うと「まんべんなくウケたい」。もちろんエンターテインメントにも料理のように好みがありますから、万人の大好物になれるようなものではない。でも少なくとも劇場に来てくれた目の前のお客様には、もれなく楽しんで頂きたいわけです。
 もうひとつ「古くならない笑い」これも出来るだけ心がけるようにしています。例えば10年以上経っても当時と同じように笑えるコントは、純度が高いというか、本質的な笑いに近いのではないかと思うからです。
「予備知識がいらない笑い」と「古くならない笑い」。このふたつをクリアする笑いには、あるひとつの可能性を感じていました。それは「日本人に限らず、人間は何に笑うのか」に近づけるかもしれない、というもの。言い換えると「笑いに普遍性は存在するのか」。
 「日本人と欧米人とでは笑いの感覚が違う」これは多くの人が言っていることです。もちろん違うところもありますが、重なっているところも多くあると思っています。そして今回、その一部分を確かめるチャンスが来ました。パリ公演とモナコ公演です。
 実際に上演する為に、さらに加える条件がありました。それは「日本語が分からなくても楽しめる笑い」というもの。
 言葉のない笑いというと連想しやすいのは、スラップスティックコメディーとか、軽妙な動きでおどけるクラウンみたいなものかもしれません。しかし、そういうのは僕はあんまり上手ではない。
 今回僕が目指したのは、これまで言葉でつくってきたような複雑な笑いを、言葉なしで成立させる、というものでした。目で見て楽しむその先に、思考でも楽しんでもらいたいのです。まわりからは「小林賢太郎から日本語という武器を奪っちゃ大変そうだね」とか言われました。でも、大変さはいつもとなんら変わりませんでした。日本語は高性能で繊細で、かつ凄く重たい武器です。それを肩から下ろしたことで、かえって身軽に感じたくらいです。
 海外公演を目標にして来たわけではありませんが、まっすぐ積み重ねてきたようにも思えます。
 ラーメンズ第一回公演のときから僕のソロコントコーナーは存在していました。映像化はされていませんが、小さな黒板に絵を描いたら、それが実物になって出てくるコントとか、手相の占い師の手がとれちゃう話とか。手品やマイムをまじえた無言コント。今とあんまり変わってませんね。
 数年前、僕はニューヨークに数ヶ月滞在し、100本を越える舞台作品を観まくっていました。あそこには世界中からエンターテインメントが集まってきます。そのときに掴んだ勘所みたいなものも、今回役に立ったと思います。どんなに遠回りのようでも、探究心に逆らわない行動なら、無駄な事なんてないんですね。
 結果、初の海外公演は大成功しました。パリ公演が始まってから、評判を聞いたフランス人が当日券を求めて大勢並んでくれたとも聞いています。このプロジェクトに関わってくれた皆さんに面目が立つというものです。ただし僕個人としての成功とは「観客動員数」とか「初の海外公演の達成」ということよりも「磨き上げた作品のできばえ」にあるわけです。大事なことは「どこでやるか」より「何をやるか」ですから。そういう意味で、自分でも納得できるクオリティーに達した "P" は成功だと思っています。

 最近、コントやっててよかったって本当に思う。コントが僕を行ったことない街に連れてってくれる。コントが素晴らしい出会いに導いてくれる。今回の海外公演を経験して、ますます探究心に火がつきました。さらなる到達点を目指します。
 あ、そうそう。せっかくこしらえたポツネン "P" を、より多くのお客さんに楽しんでもらいたくて、近い将来改めて日本で上演したいと企んでおります。僕ももっと追い込みたいんです。納得はしてますけど満足はしてませんから。ちゃんと決まったらこのサイトで発表致します。それまでムッシュ・ポツネンとはしばしのお別れ。では、また会う日まで。

小林賢太郎

“P” モナコ公演終了

 ご来場ありがとうございました。地中海の高級リゾート、灼熱の太陽、真っ白なビーチ、似合わないぞ!小林賢太郎! それでも公演は楽しかったです。舞台にいる間、間違いなく僕は幸せでした。グレース王妃劇場、とっても素敵な劇場でした。お招き頂きありがとうございました。
 電圧とお国柄の違いを越え、初の海外公演を最後まで支えてくれたスタッフの皆さん、大変でしたね、本っ当にどうもありがとう。お疲れさまでした!

小林賢太郎

Potsunen "P" à Monaco : rideau !

Merci à tous d’être venus. Pour moi, Monaco c’était le luxe, la mer Méditerranée, un soleil ardent et des plages de sable blanc… bref, un monde bien éloigné du mien ! J’ai pourtant pris beaucoup de plaisir durant cette représentation. Je peux vous assurer que durant le moment que j’ai passé sur scène, j’étais un homme comblé. Je suis heureux d’avoir eu le privilège de jouer dans un lieu aussi charmant que le Théâtre Princesse Grace.
Je tiens à remercier toute mon équipe, qui a bravé les différences de voltages et de tempéraments, et m’a apporté un soutien sans faille tout au long de cette tournée. Merci encore pour tous vos efforts !

Kentarô Kobayashi

追伸;地図を見ていたら、モナコの近くに「コント(conte)」という地名を見つけました。行かないけど。

“P” パリ公演終了!

 ご来場ありがとうございました。凄かった。がんばった甲斐がありました。4公演、すべての笑い声と、あの鳴り止まない喝采を僕は忘れません。こんな得体の知れぬ日本人を歓迎してくれた大勢のフランス人の皆さんに感謝致します。さらに近隣諸国から来てくれた皆さん、現地にお住まいの日本人の皆さん、そして日本から来てくれたお客さん!ありがとうございました。
 さあ、次は海と空の国、モナコです。いってきます!

小林賢太郎

Fin des représentations de Potsunen "P" à Paris !

Merci à tous d’être venus. C’était fantastique. Mes efforts ont bel et bien porté leurs fruits. Je ne pourrai jamais oublier les rires et les ovations dont vous m’avez honoré lors de ces quatre représentations. Je vous suis immensément reconnaissant d’avoir accueilli avec tant de générosité un Japonais débarqué de nulle part tel que moi. Merci à ceux d’entre vous qui sont venus de l’étranger, aux spectateurs japonais qui vivent à Paris, et à ceux qui ont fait le déplacement depuis le Japon, tout spécialement pour l’occasion.
À présent, cap sur le pays de la mer et du ciel bleu : Monaco. En avant !

Kentarô Kobayashi

「小林賢太郎テレビ」再放送

6月10日(日)24:00~ BSプレミアム『小林賢太郎テレビ』

6月11日(月)24:45~ BSプレミアム『小林賢太郎テレビ2』

6月11日(月)25:45~ BSプレミアム『小林賢太郎テレビ3』

シリーズ1~3、一気に再放送です。
よろしくお願いします。
トツカク。

小林賢太郎

ポツネン "P" 横浜公演終了!

 ご来場ありがとうございました。実に有意義な7公演でした。ツアーはパリ、そしてモナコへと続きます。
 はじめにこのお話をいただいたときには「フランス人は何を面白いと思うんだろう」なんて思いました。しかし思い返せば、これまでの僕は「日本人が何を面白いと思うか」なんて考えてつくってきたわけではありません。大切にしてきたのは「僕が何を面白いと思うか」ということ。どうすれは観客に気に入ってもらえるか、ではなく、まず自分が溺愛できる作品をつくる。僕が面白いと思うものをできるだけ純粋にカタチにする、それを観てくれた人が「私も面白いと思うよ」って、作品を好きになってくれたら、それが最高に幸せ。そんなつもりでやってきました。" P " もそうです。いかがでしたでしょうか。
 だから、海外公演は初挑戦ではありますが、むしろ " P " をいかにあるべき姿に磨き上げるか、その方が重要な挑戦なのです。
 むこうでの様子はまた報告させていただきます。では、いってきます。

小林賢太郎

ポツネン “P” 制作快調!

 ポツネン “P” に没頭する日々を送っております。
 今回の開催地にパリがあります。フランスに日本の文化を紹介するパリ日本文化会館が15周年を迎え、ポツネン氏にお呼びがかかり、公演開催に至った、というわけです。ご指名ありがとうございます。
 僕の作品は海外で上演することを想定していたわけではありません。もちろん「そうなったらいいなあ」とは思ってましたけど。それが本作品で現実のものとなりました。たしかにポツネンにはビジュアル表現が中心のものや、言葉を使わないコントだってある。なるほど、日本語が分からないお客様にも楽しんで頂けそうですね。
 そんなこれまでの作品をベースにしつつ、新しいアイデアの作品をこしらえています。なかなか、いい感じです。まずは日本、横浜公演です。今回は神奈川芸術劇場の大スタジオ。お楽しみに。

小林賢太郎

上へ
前へ